
今年もスペイン・ラテンアメリカ映画祭(ラテンビートフィルムフェスティバル)へ。ただ、他に予定もあって、今年は観たかったこの1本のみ。
メキシコ映画です。裕福ではないが家族に愛されて育った無邪気な15歳の少女が、大統領を目指す野心家の将軍に見初められて結婚して…というお話。
女性を主人公にした大河ドラマっぽいお話が好きなので、とても興味がありました。
しかし、うーん…私的にはいまひとつだったかも。
夫である将軍がかなりアクの強い人物で、目的のためなら手段は選ばず、汚いことも平気でやる人間。最初はそんな彼を英雄視してた少女も、夫が出世するにつれて責任のある立場になり、自我に目覚めていく…という展開なのだけれど、私的には彼女の成長ぶりが物足りなかったというか、ちょっと中途半端に感じました。
美人で、いきなり上流階級に入れられてもそれなりにやっていける適応力の持ち主で、実はけっこう頭もいい主人公なのに…旦那も彼女を女の子扱いしつつ、実は彼女のそういういいところを認めていたんじゃないかと思うんだけど…当人にあんまりその自覚なし。
もっと、はっきり自分の道をうちだして夫に対抗するとか、逆に夫を操って一緒にやっていくとか、できる主人公だと思うんだけど…なんだかはっきりしないまま終わっちゃって、もったいないなぁと思いました。別の男の人と恋に落ちる部分も、結局いいところどりで彼女がどうしたいかはっきりしないし、本当にこれって恋愛なの?って思っちゃったし。
とにかく、自分が好きになった人なんだから、どっちに対しても思いっきりぶつかってほしかったなぁ。
…と、愚痴ばかり書いちゃいましたが、素材や登場人物がネタとして面白いからもったいないんですよね…。原作本があるみたいなので、映画とどう違うのか、機会があれば読んでみたいなと思います。