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Beyond Borders

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アリス・イン・ワンダーランド

3Dで見ました。もっと飛び出るかと思ったけど、なんか普通だった…。
映画も、ティム・バートンにしては普通。
もっと怪しげなキャラが出てもよかったのにな~、もっと不思議な世界観を出してもよかったのにな~と思うけど…まぁ、ディズニーだしな。
しかしさすが、安心して観ていられる映画になってます。完成度は高いと思う。そこがなんかまとまりすぎちゃってて物足りなかったんだけど。

でも、映画のメッセージは好き。
ディズニーらしいといえばそうだけど、そもそも元のアリスのキャラもあんな感じだったし、いいラストだと思う。元気の出る映画でした。ワンダーランドはなにも穴の中だけの話じゃないっていうことかな。
# by bordergirl | 2010-05-02 00:21 | 映画

宮廷画家ゴヤは見た

スペインが舞台の映画です。
ハビエル・バルデムが出てるけど、言語は英語。こないだの『それでも恋するバルセロナ』のプレイボーイ?役とはまったく違う、気持ちの悪い神父様を演じています。このキャラ、うへー気持ち悪いと思ったけど、かなり興味深くはありました。

ストーリーは、フランス革命前夜の異端尋問が厳しくなったスペインで、裕福な商人の娘イネスは些細な誤解から異教徒の疑いで拷問をかけられて自白し、幽閉される。娘を心配した父は肖像画を頼んでいた画家ゴヤのコネで聖職者のロレンソに助けを求めるが、彼は『無実ならば神が痛みに耐える力を授けてくれるはず』と力を貸さない。そこで父親はロレンソを拷問にかけ、『私は猿の子です』という馬鹿げた告白にサインさせて娘を救おうとするが叶わず、ロレンソはその告白により教会に追われる身となる。その数年後、ナポレオンのフランス軍がスペインに侵攻し…
…て、書くと長くて複雑なストーリーだけど、映画はわりとサラっと簡単に進みます。
美少女イネスも、最初のほうにチラッと出ただけで、あとは幽閉されて美しさは見る影もなく…。

そこらへんが、ちょっと心に響いてこないストーリーだったけど、あの当時のスペインの歴史がなんとなく分かって興味深かったです。ナポレオン側の視点での歴史の流れは読んだことあったかな。あと、当時のスペインの王族もなかなか有名な人たちなので知ってたし、ゴヤも有名なので絵画とあわせてなんとなく知ってましたけど。でも、スペイン側の視点がピンと来なかったので、その辺が映像として見れてよかったです。
# by bordergirl | 2010-04-29 23:47 | 映画

Sex and The City The Movie

テレビシリーズのほうを最近ずっとGyaoでやってて、ようやっと全部見れたので、映画版も見てみました。
テレビシリーズは、どうせ流行りもんでしょーと思ってたんだけど、見てみるとこれが面白くてすっかりはまってしまったの。よいなと思ったのは、一話完結でキャリーのコラムに沿ってドラマがまとまってること。回を追うごとにキャラクターが育ってきて、最後のほうはそれほどコラムは関係なくなっちゃったけど、あの構成がよかったなぁと思うのです。
なので、その印象が薄れてしまった映画版はちょっと魅力半減かな。
でも、その分時間軸を長く取れるので、映画でないと書けないストーリーというのは事実。そこはよかった。
もう一つ残念だったのは、最近もSATCは次回作の映画公開が迫っててあっちこっちの女性誌で特集組んでるけど、ブランドとかタイアップとかが前面に出すぎちゃってること。
着せ替えファッションショーは女子的には好きなシーンかもしれないけど、商品が目立ちすぎてキャラクターが霞んじゃってるなぁって思うところがありました。
別に派手な服を着せてバッチリ決めなくても、みんな魅力のある登場人物なのにね。
でもまぁ、しょうがないのかなぁ…ビジネスとしては。
# by bordergirl | 2010-04-27 23:57 | 映画

それでも恋するバルセロナ

性格のまったく違うアメリカ人女性2人の、スペインでのひと夏のアバンチュールのお話。
スペイン人男性に対するファンタジーも、逆にアメリカ人女性に対するスペイン人男性のファンタジーも分かるので、ちょっと苦笑しちゃうようなシーンのある映画でした。
舞台もバルセロナだしな~。バルセロナは純スペインじゃないし、アメリカ人には暮らしやすそうで映画の設定としてはいいのだろうけど、多分みんなが想像するようなラテンラバーはバルセロナにはいないと思う…(私はバルセロナに男友達はいないので、分からないけど。まぁ、他のスペインにもそんなラテンラバーがいるとは思えない)。
主人公2人の観点から見るんだったら、楽しい映画だと思います。
ただ、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムのスペイン組が、私にとっては馴染みのある役者さんでそれほど異国情緒を感じなかったし、スペイン語もまったく分からない言語ではないので、2人がスペイン語で話し始めたときの主人公の疎外感を上手く感じられなかった。むしろ2人がスペイン語を話してくれたほうが普通のキャラに見えるので、芸術家のエキセントリックさから遠ざかっていっちゃって。
でもでも、街中を歩いてるシーンとか自然で、あぁスペイン行きたいなぁって気分になりました。

ちなみに、私は登場人物では真面目で計画的なヴィッキーのほうが好き。
クリスティーナは、スカーレット・ヨハンセンが演ってるから魅力的だけど、自分探しのキャラクターというのはあんまりセクシーじゃないと思う。理性的で口が達者で、でもときどきふらっとよろめいちゃうヴィッキーのほうがセクシーだと思うな。
見た目でいったらペネロペのセクシーさがダントツですけど。
# by bordergirl | 2010-04-21 01:51 | 映画

トロピック・サンダー

う~~ん、なんかもう、微妙な映画だった。
好きだけど。
突っ込みどころが多いし、それはやりすぎでしょ~てシーンも多くて呑気に笑えない部分も。
戦争映画のパロディだから、いろいろグロイし…若干ひきました。
ベン・スティラー、大真面目にあんな映画作ってて、この人はやっぱすごい(いろんな意味で)と思うのだけどね。

俳優陣が豪華で、さらにその豪華っぷりを活かしたセルフパロディまでやってくれて、みんなすごく変。新人俳優のぱっとしないオタク系の男の子が、最終的に一番まともで、頼りがいのある人間になってるのが面白かった。ほんと、俳優って情緒不安定すぎ(笑…て笑えないのか。本当に俳優の職業は鬱病の人とか多いみたいだし…)。
そういう部分も含め、自分たちを笑えちゃう精神がすごいと思うし、その中に参加した本当のシリアス俳優ロバート・ダウニーJr.もすごいと思う。
映画では、ベン・スティラー役の主人公が俳優として復活するってオチだけど、実際にロバート・ダウニーJr.はこれで復活したよね。

トム・クルーズがああいう扮装で出てるのは知ってたけど、アップになって顔がちゃんと見えるまで誰か全然わからなかった。
あと、チョイ役のマシュー・マコノヒーもいい味出しててよかったな。最後のとことか(1人であそこに来れちゃうのが肉体派のマコノヒーらしい)。
# by bordergirl | 2010-04-18 15:41 | 映画