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“ポワゾン”と“バースデイ・ガール”

ようやっと残業続きの毎日にも慣れてきて、家事も仕事もうまい具合に調整しながらできるようになりました。

そんなわけで、時間の余裕もできてきたので久しぶりに映画鑑賞でも。
借りてきたのは“ポワゾン”と“バースデイ・ガール”。
これ、場所や時代は違うけれども、2つとも主人公の男性が手紙やネットで見ず知らずの女性と結婚することにして、いろいろ問題がありながらも仲良くやっているところに、彼女を知る別の男性が現れて…ていうお話。
(心なしか、ポスターの雰囲気も似ているような??)
せっかくなので一緒に借りて見比べてみることに。





a0013880_092870.jpgまず見たのは“ポワゾン”。
コーネル・ウーリッチの小説が原作で、主演はアントニオ・バンデラスとアンジェリーナ・ジョリー。
あんまり期待しないで見ました。…というのも、ウーリッチの小説は何作か読んだことがあるけど、いつもオチがいまいちというか、なんというか…。幻想的な雰囲気が売りなんですが、登場人物はあんまり幻想的じゃないんですよね。え? 正体はそれなの??とか。
この映画の原作は読んでないんですが、またそんな感じかと…思ってたんですがけっこう楽しめました。

まずよかったのが主演の2人。
バンデラスのほうは恋にメロメロになっちゃう男の役なんだけど、全然ひ弱な感じがしなくて、あくまでも誠実で男らしくて頼りがいがあって。
一方、アンジェリーナは当時からセクシー女優といわれていたけど、今と比べたらまだまだ幼くてあどけない感じ。そこが精神的に不安定なヒロインに合っていて、なんとなく見てて応援したくなっちゃうんです。
で、途中からはすっかりこの2人に感情移入して、ハラハラしながら見てしまいました。
基本的には“マノン・レスコー”や“カルメン”みたいな、身分も境遇も違う男女の話なんだけど、主演の2人が逞しいので(笑)そう簡単には共倒れしないところがミソ。
このラストには不評が多いみたいですが、私的にはこういう相性のカップルは大好きなのでよかったです。
あ、R18なのでアンジーのセクシーショットを期待して観る人もいるかもしれませんが、脱ぎっぷりがいいのはどっちかというとバンデラスのほうです。あしからず。

a0013880_0344169.jpg次は“バースデイ・ガール”。
“ポワゾン”は1世紀くらい前のキューバが舞台でしたが、こちらは現代イギリスが舞台。主演はニコール・キッドマンとベン・チャップリン。
こっちの主人公はバンデラスと違ってひ弱なんですよね…濃い目の顔は共通なのに。
平凡で取柄のない銀行員で、いやなことがあるとすぐに凹んで体育座りして何時間も落ち込んじゃうような奴。
これもけっこうおもしろい映画でした。サスペンスかと思ってたら実はこれブラック・コメディで、最初のシーンからなんか微妙に間の抜けた雰囲気が漂ってるんですよね。まぁ、主人公が主人公だし。
二コールはロシア人の役で、彼女の従兄弟とその友人役はマシュー・カソビッツと(私のお気に入りの)ヴァンサン・カッセルでした。ロシア人の役なんだけどフランス人が出てた…てのは記憶にありましたが、ヴァンサンだったのは忘れてたのでちょっと得した気分。
で、この3人がロシア人じゃないのにロシア語をそれはもう流暢にしゃべるわけです。
二コールは、普通の若いロシア人女性が話すロシア語を身につけるべく、語学指導の人じゃなくてロシア大使館に勤める女の子に教えてもらったそう。

これまたストーリーの展開やラストにはいろいろと賛否両論あるみたいですが…。
どっちにしても、女性が、暴力的で横暴な男性より、多少どんくさくても自分のことを無条件に愛してくれる男性に惹かれるのは当然のことなわけで、妥当な展開かなぁと私は思います。

あ~あ、どこかにバンデラスみたいな人はいないのかなぁ…。
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by bordergirl | 2005-12-19 01:06 | 映画