Beyond Borders

bordergirl.exblog.jp
ブログトップ

“プライドと偏見”

試写会に当たったので行ってきました。
今日も仕事が定時過ぎても廻ってこなくて、間に合うかどうかハラハラしちゃった。
なんとかギリギリに会社を出て、会場までひたすら走り、あと1、2分というところで到着!

a0013880_142348.jpgで、今回そんなに頑張って見に行った映画はこれ。
ジェーン・オースティン原作の“プライドと偏見”です。
オースティン作品は映像化されてるものが多いし、なかでもこの原作の『高慢と偏見』は“ブリジット・ジョーンズ”の元ネタになってることでも有名ですよね。



女性に財産相続権がなかった18世紀末のイギリス、女ばかり5人姉妹というベネット一家。父親が亡くなったら母娘たちは文字通り路頭に迷うことになってしまうので、娘の結婚は一家の一大事だったりします。
そんな時近所のお屋敷にハンサムでお金持ちの独身男性ビングリー氏が引っ越してきて、一家は大騒ぎ。おっとりした美人の長女ジェーンは、これまたおっとりしたビングリー氏と意気投合していい雰囲気に。一方、利発で茶目っ気のある次女エリザベスは、無愛想で気位の高いビングリー氏の友人ダーシーとそりが合わずにケンカばかり。
それでも、そんなエリザベスの前にもさまざまな男性が現れて…というお話。





だいぶ前に、このお話はイギリスでコリン・ファース主演でテレビドラマになっていて、ものすごく人気だったみたいです。BJも作者のたっての希望で、ダーシー役は同じコリン・ファースになったとか。(日本でもファンの嘆願でDVDが出たらしい)
私も1回テレビで見たことあって、大好きです。
なので、
     ダーシー様 = コリン・ファース
という図式が出来上がっちゃっているのですよね…。

だから、この映画のダーシーはちょっと物足りなかったかな。
雰囲気としては及第点だし(ダーシー自体が地味な雰囲気なのでしょうがない)、後半に見せる困ったような顔はなかなかよろしかったですが。もうちょっと、押し出しが欲しかった…。
男優陣では、ハンサム将校ウィッカム役のルパート・フレンド君が注目俳優として今週のFrauに載ってました。第二のオーランド・ブルームといわれてるのだとか。
一方、キーラ・ナイトレイはすんごくかわいいのですが、コスチューム劇にしてはガリガリすぎ! 当時のドレスは飾りのないシンプルなものが多いので、胸の辺りがスカスカしてるの気になってしょうがなかった…て余計なお世話だけど。
でも、エリザベスの雰囲気にしては若すぎるのでは?と思ってたけど、活発さと賢さが備わった魅力的なヒロインになってたと思います。

残念なのは、テレビドラマや原作と比べると、やはりストーリーの展開が速すぎるというか…主人公2人の感情の変化がちゃんと描けていなくて、ラブ・ストーリーとしてはやや唐突になってしまってたこと。
それでも、軽薄な母親と妹、いい人だけれども変人の父親という欠点だらけの家族の中で、ときどきイライラしながらも、家族のため、家のため、そして自分の幸せのために道を模索するヒロインには共感できました。
エリザベスの友人がへんてこな牧師と結婚するときに、
『お金もないし生きてく手段もない。こんな歳だし親の重荷になってるのも分かる。ロマンスなんて贅沢は言ってられないのよ。私は将来が怖いの』
て言うせりふがすごく身にしみました…。
今は女性が結婚しないと生きていけない世の中じゃないけど、やっぱりいつの時代でも普遍のテーマだと思うし、この映画はそこら辺の現実を現代の視点から見れるようになっていて、ラブ・ストーリーとしてだけじゃなくても楽しめると思います。
[PR]
by bordergirl | 2005-12-19 23:58 | 映画