パス・ベガ観たから次はペネロペ…という安易な選択(笑)。
南北戦争時代の装甲船を探す海洋専門の財宝発掘チームのダークたちと、謎の疫病の原因を探るWHOの医師であるエヴァ。目的地が同じ西アフリカのマリということから一緒に旅を始めるのですが、エヴァが何度も命を狙われ…というストーリー。
“インディ・ジョーンズ”とか“ハムナプトラ”みたいなお約束の冒険活劇を予想して観はじめたんですが、いい意味で予想を裏切ってくれておもしろかったです(いや、“インディ・ジョーンズ”とかも好きですよ。だからいい意味で、ってことです)。
なんというか、何でもうまくこなしておいしい所を持って行っちゃうかっこいいヒーローと、ケンカしながらも彼に惹かれていくヒロイン…ていう、ベタな図式を想像してたので(笑)。
ところが予想に反して、体育会っぽい野郎の世界でおもしろかった。
ダークと彼の仲間の発掘チームのメンバーがなにをやってても楽しそうで、とくに幼稚園からの腐れ縁というダークとアルのかけあいがアホっぽいというか、微笑ましい。
で、そこにペネロペ扮する文字通り紅一点のヒロインが加わるわけなんだけど、全然ロマンチックなムードに発展しないの。普通に仲間に入って、普通に行動する。それが全体の調和を乱さない雰囲気でよいなぁと思いました。
それに、実際のロケ地はマリではなかったようなんだけど、主演のマシュー・マコノヘーは2度もマリに旅行に行ってるらしく、それを反映してアフリカに対して偏見の少ない良心的な映画になってると感じました。
美男美女のマシュー(いい筋肉してるよ~)とペネロペも目の保養だったのですが、キャラ的にはアルが好き。八面六臂の頼れる相棒、素敵。