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“理想の女(ひと)”

a0013880_23435528.jpg1930年代のイタリアの避暑地アマルフィ。結婚1年目の初々しくて可憐なウィンダミア夫人メグは愛する夫ロバートとともにこの地を訪れる。ところがロバートと、社交界の男性を渡り歩く悪名高いアーリン夫人が一緒にいるところをたびたび目撃されるようになり、その噂はとうとうメグの耳に…というストーリー。

レビューを読むと『結末にびっくりした』というものが多いのですが、そういうレビューや、もうちょっと詳しいあらすじで、だいたいのストーリーは読めちゃってたので『ふ~ん』という感じでした。
アーリン夫人の行動も、あの状況だったら自然なものだと思うし、これまた『ふ~ん』という感じ。
どっちにせよ、彼女の最初の意図は褒められたものではないので、とくに感動はなかったです。

ネットでレビューを読んだらいろいろな見方があって、とくに映画の中では描かれないアーリン夫人の過去は、観る人それぞれの想像で変わってくるし興味深いと思いました。
私は、彼女は今まで人生や人間性の悪い面ばかり見てきたんだけれど(そうじゃないと女一人でやっていけないんだけど)、アマルフィでの出来事で世の中には純粋で誠実な人もいると信じられるようになったのじゃないかなと解釈します。
原作は読んでないけど、純粋な人が救われるというのがオスカー・ワイルドっぽいかな、と。
“幸福な王子”とか、アンハッピーエンドなんだけど、自己犠牲のできる純粋な人は魂のレベルで救われる…というのかな…。
そう考えると、この映画は誰にとってもハッピーエンドで、観終わったあと清々しい気持ちになれました。
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by bordergirl | 2007-04-01 23:43 | 映画