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“バタフライ・エフェクト”

a0013880_21221094.jpg幼い頃にたびたび謎の記憶喪失を起こしていた大学生のエヴァン。昔の日記を読み返していたところ、幼い頃の記憶が少しずつ甦り、自分の過去を探るうちに彼は自分が過去を変える力を持っていることを知って…というストーリー。

彼の父親が同じような力を持っていたために精神病院に入っていたり、幼なじみがロリコンの父親に虐待されていたり…と複雑な状況なため、『過去を変えられる』といっても楽しいお話ではないです。
むしろ、誰かを助けると別の誰かが救われなかったり、事態は手を加えれば加えるほど複雑になってしまう。
『過去を変えることは神にしか許されない行為』とかいうコピーだったけど、神様にだってみんなをハッピーエンドにすることはできないのに、一人の人間がそんなことできるわけないよね…。
だから、最後に主人公が下した決断は、シンプルだけどそれが一番正しいことだと思う。
全体的にストーリーが暗いし、タイムトラベルで分かりにくい部分もあるかもしれないけど、このラストでグッと物語を身近に感じられました。
…この決断の前のサスペンスっぽい雰囲気は理解できなかったけど…

…と思っていたら、ディレクターズカットの別のラストがあるようで。
気になったのでさっそくネットで調べたら(ネットって便利!)、一瞬予想した結末に近かった。…て、これだって神にしか許されない行為なのではないの?と思うので、やっぱり通常版のラストの方がいいな。
何かを守るためには、その何かを手放さないといけない時もある。
過去は変えられなくても、これは私たちにも起こりうる状況だから。
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by bordergirl | 2007-04-14 21:20 | 映画