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“捕らわれた唇”

a0013880_1993853.jpgなんで“唇”なの??という邦題なので、またペネロペが出てるから持ってきた変な映画なのかな~と思って観ましたが、わりとおもしろかったです。

フランコ独裁政権末期、裕福な家庭に育つルシアは、恋人が反政府運動をしていることに巻き込まれて逮捕される。彼女は政治犯の房に入れられるが、刑務所は想像していたほど悲惨なところではなく、徐々に他の囚人達と友情を育んでいくルシア。しかし、刑期が10年と宣告され、絶望したルシアは脱獄を計画する…というストーリー。

なにがおもしろいって、刑務所内が楽しそうなんです。
いわゆる刑務所ドラマに出てくるような小さな部屋ではなくて、小学校を改装したような開放的な建物で、部屋は広々4人部屋。囚人服もなくって、それぞれが思い思いの格好をしているのだけれど、気候がいいのでサマードレスとかをカラフルに着こなしてたり。(看守の中にはエスパドリーユ履いてる人もいるし)
お祝い事があると大皿料理のパーティーが開かれて、ギターを持ち寄って、踊ったり。
面会にくる人も悲壮感はまったくなくて、家族大勢でやってきて、思い思いにわーわー話してるし(隣の面会席と境がまったくないので、大声で話さないと話ができない)。
スペインの刑務所って本当にこんななの?て感じです。

まぁ、本当かどうかはさておき、おかげで刑務所もの(しかも女囚)にありがちな暗さとか怪しさとかがなくてよかったです。囚人達もみんなサバサバしてて明るいし。
時間がなくて1回しか観れなかったけど、例えばスペイン語の勉強にと観るんなら、こういう癖のない映画のほうが何度でも繰り返し観れていいかなと思いました。
泣ける映画とか、重めの映画とか、言葉そのものに集中しにくいし、何度も観ると精神的に疲れちゃうので。

若いペネロペは棒っきれみたいに痩せてて、男の子みたいでかわいいです。私は今ぐらいの、ちょっと肉付きのいいペネロペのほうが好きですけど。
出演者はほかにアナ・トレント、カルメロ・ゴメスなんかが出てました。
カルメロ・ゴメスは“キャロルの初恋”でもキャロルの叔父さん役で出てたので、『あれ?また?』と思いましたが、この映画の髪型はいくらなんでもひどいんじゃ?? なんていうのか、コントに出てくる子供の髪型みたいなの。彼はいちおう美形俳優に入れられてると思ってたので、ある意味衝撃的な出演でした…。
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by bordergirl | 2007-06-26 19:08 | 映画 en español