Beyond Borders

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“バベル”

a0013880_20162234.jpg最近映画はたくさん観てたけど、劇場に行って観るのはものすごく久しぶりです。
夏のシーズンで観たい映画が増えてきたので、あれもこれも早く観ないと上映が終わってしまう~~~と焦り気味。
というわけで、重い腰を上げてやっと“バベル”を観てきました。

モロッコで2人の少年達が軽い競争心で撃った銃弾がアメリカ人観光客の女性に当たり、そのアメリカ人夫婦のベビーシッターをしているメキシコ人女性は息子の結婚式に出るために子どもをつれてメキシコに入り、モロッコ人に銃を贈った日本人男性には思春期の聾唖の娘がいて…と、3つの国で展開されるストーリー。

観終わったあと、すでに他のブログで読んでいた感想『救いのない結末にならなくてホッとした』ていう感想、なるほどな~と思いました。ほんとに、私もそう思ったラストでした。

登場人物たちの抱える感情は、人種や国境を越えて理解できるものだと思うし、少なくとも私は理解できると思ったんですけど。
理解できなかったのは、その後の行動。
些細なボタンの賭け違いが他人を巻き込むアクシデントを生んでいくストーリーなんですが、石橋を叩きすぎるくらいの性格の私には、『……したらこうなるって想像つかなかったのかな~』とついつい思ってしまうのです。
よーく考えて行動すれば起こらなかった話なのに!とか…って、そんなこと言ってたら、映画自体も始まらないわけですが(笑)。

でも、この世界というのはそういうものなのかも。
普遍的な感情というものがあって、でもそこから引き起こされるリアクションは人それぞれ。
この映画だって、違う監督が撮っていたらまったく違う物語になっているだろうし。
100人いたら100通りの視点があって、100通りの物語ができるはず。
だからこそ、この世界はおもしろいのだけれど、同時に誤解や争いが起きてしまう。
ちょっと深呼吸して落ち着いて、他の人の視点を楽しめればいいのに、と思います。

ところで、この映画ではいろんな国の言葉が話されていて、全部に字幕がつきます。
日本語にも字幕がつくのが新鮮でおもしろかったです。
でも、ちょっと日本人の言い方と違うなぁ、日本人はこういう台詞を言わないだろうなぁって思った箇所が何ヶ所か。それはそれで、おもしろかったんですけどね。
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by bordergirl | 2007-06-29 20:16 | 映画