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カテゴリ:映画( 98 )

“ リトル・プリンセス ”

a0013880_2434240.jpgガエル主演の“天国の口、終わりの楽園”やハリー・ポッター最新作の監督でもある、Alfonso Cuaronのアメリカ映画デビュー作(1995)。
今から10年も前の映画なんだけれど、公開当時評判が結構よくて、見たかったことを思い出してレンタルしてみました。
ハウス名作劇場でもおなじみバーネットの『小公女』が原作の子供向け映画です。
が。
『すべての女性はプリンセスである』
というこの映画のテーマにすっかりヤラレテしまいました。
天涯孤独の身になって意地悪なミンチン先生にいじめられるセーラ。
『でも私はプリンセス! だって女の子だもん!!』
仁王立ちして一生懸命叫ぶ姿が超かわいい…。
やっぱり女性は大事にされてこそだなぁ…と思ってしまいました。
決して甘やかされるとかチヤホヤされるとかではなくて、『誰かにとって自分はプリンセス』と信じられることによって自分を大事にするし、人にも優しくなれるんだなぁと…。

それにしてもワラワラと出てくる女の子たちがとってもかわいい!
私にこんな娘がいたら、それこそ本当にお姫様みたいに可愛がるのになぁ…。
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by bordergirl | 2004-09-18 03:01 | 映画

“ dot the i ”

もうすぐ公開が終っちゃうというので急いで見に行ってきました。
かなり好きなガエル・ガルシア・ベルナル君が出てるし、アルゼンチン人の女優ナタリア・ベルベケがヒロインです。(ちなみに台詞は英語です)

ストーリーは、ロンドンを舞台にした三角関係。
ストーカーと化した恋人から逃れてロンドンにやって来たスペイン人女性カルメンは、そこで優しくてお金持ちの男性バーナビーと知り合い恋に落ちます。数ヵ月後、彼からプロポーズをされ晴れて結婚することに! でも、独身最後のパーティーの余興でキスをしたブラジル人のキットのことが気になって…。
と、一見インターナショナルな三角関係、てだけにみえますが、その裏にはある人物の意図が…。
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って、そんな簡単にうまくいくわけないじゃない! てのが一番の感想。
ストーリーのテーマとしては、真実に見えることが真実じゃないかもしれない、もしかしたら誰かに操られて行動しているのかも? てことなのですが、やっぱり現実世界にはもっと複雑な要素や偶然の出来事などがあるわけで、よっぽどの天才じゃないとそこまで人間を操るのは無理でしょう…。
この映画のその“人物”はとてもそんなことができる人間には見えませんでした。
でも、ブラック・ユーモアのファンタジーとして見れば、なんとか見れないこともない…といった感じ。
実際、最後はその“人物”にも一矢を報いて終るので、後味は悪くないです。
アルレーの『わらの女』みたいな悪人がいい目を見る完全犯罪だと、天晴れと思う反面、終ったあと暗ーい気持ちになっちゃうので…。
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by bordergirl | 2004-09-06 23:01 | 映画

“ノンストップ・ガール”

遠距離恋愛がうまくいってない時期、半分ストーカー状態になってた私をかなり元気付けてくれた映画。
主人公の女性は結婚の誓いの神聖さを堅く信じている女性。とにかく新婚のだんな様に尽くしまくり。ところが、その彼はある日突然家を出て行ってしまうのです。『探さないで』と送られてきた1通の絵葉書、誓った以上は相手に忠実でなければと考える主人公は、この絵葉書から彼を探してアメリカ横断の旅に出ちゃいます。
そして、偶然にも彼を発見。ところが彼には既に恋人がいて…。

はっきり言って、主人公の女性はちょっとおかしいストーカーです。
でも、演じているヘザー・グラハムのエキセントリックな魅力で、それほど悲壮感も危ない感じもないのですよね…。なにより、この主人公がとっても一途で純粋なところがあって、彼女と知り合う人たちはみんな彼女の味方になってしまうのです。なんと、ダンナの彼女さえも…(笑)。
だから彼は出て行っちゃったんでしょうね。人に好かれる彼女は彼にもラッキーをいっぱい運んできてくれるけど、彼は自分の力で何かを勝ち取りたかったんだろうな…と彼に同情もしたり。
a0013880_05623.jpgそれはともかく、監督の人がインタビューで答えていたのだけれど、この話は恋愛に限らず、なにか信念があってどうしてもそれが叶わない時に人はどこまでやって折り合いをつけるか、てことがテーマなのです。
主人公の彼女はほんとにいろいろやって、最後に結論を出すのだけれど、ラストシーンでは旅の途中で知り合った新しい友達たちが彼女と一緒にいます。

結果はどうあれ、自分の信念に従って誠実に行動すれば、誰かは見ててくれる。
そんな風に信じられる素敵な映画です。

また見ようかな…と思うけれど、うまくいってなかった時の嫌な思い出がよみがえりそうで、ちょっとビクビクしてますが。
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by bordergirl | 2004-08-14 01:16 | 映画

“キング・アーサー” と “永遠の王”

先週の日曜日はちょうど1日にあたっていたので、映画を見に行きました。
本当はシュレック2が観たかったのだけれど、字幕版は夕方からでちょっと予定が合わなかったので残念ながらパス。かわりにキング・アーサーを観て来ました。
私はけっこうアーサー王伝説が好きなので、いちおう観ておかないと…と思って。

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とりあえず、この映画の特筆すべき点は時代設定がいつものアーサー王モノと違うこと。中世ではなくて、ローマ帝国がヨーロッパのあちこちを侵略していたまだまだ暗黒時代のお話です。
主人公のアーサーは母親こそブリテン人ではあるもののローマ人で、ローマ軍司令官としてブリテン人たちと戦っていると言う設定。…で、その彼が自分の信じるローマ帝国の理想(人類平等!)というものがもう存在しないと知った時、どう決断するか、というのが話のテーマです。
なので、いわゆるいつもの話と全然違います。
アーサーとランスロットとグィネヴィアは三角関係にならないし…(ネタばれ?)。
それでも微妙にランスロットがグィネヴィアのことを気にしていて、でもむしろ、アーサーをめぐって張り合っている感じがおもしろかった。もうちょっと人物描写がしっかり描ければ、面白い人間関係になったのじゃないかなぁと思います。
あと気になったのは、プロデューサーのブラッカイマー作品にありがちなご都合主義。
いつも、『ここら辺で感動させとこう』みたいな感じで死ななくてもいい人が死ぬんだもの…。
one for all も確かに感動するけれど、人が死ぬのは最小限がいいのは当然だし、死ななくてもいい人を話を盛り上げるためだけに殺すのは納得いかない。

ところで、この映画を観たらまたまた思い出してしまったのが小説“永遠の王”。
だいぶ前に図書館で借りて読んで気に入ってたのだけれど、ずっと存在を忘れていて、“Xメン2”で悪役マグニートーが読んでるのを見て思い出したころには、もう廃刊らしくて…。
キング・アーサーのプログラムの中でも紹介されてたので、もしかしたら売ってたりするかな…と思って今日本屋に行ったのだけれど、やっぱり置いてませんでした。
…amazonで買うしかないのかな…??
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by bordergirl | 2004-08-03 00:55 | 映画

“あなたにも書ける恋愛小説”

銀座の映画館で見てきました。
・・・久しぶりにあんまり楽しくなかった映画・・・。確かにこのくらいの恋愛小説だったら私にも十分書けちゃうよ。

ストーリーは、借金返済のために30日で小説を書かなくちゃいけなくなった作家が、速記者を雇い、彼女と一緒になって小説を書き始めます。ここで、劇中劇として主人公=作家、脇役=速記者で、もう一つのストーリーがスタート。で、いつしか2人はお互いのことが気になって・・・と言うお話。

物足りなかったのは、2人がお互いのことを好きになる過程とかちゃんと書かれてなくて、お手軽な感じがしちゃったこと。恋愛にもいろいろな種類があると思うけど、この主人公2人の場合、恋愛の過程は『一緒にいる人がたまたま気があったから』てだけなのだけれど、言ってることはいきなり『将来を考えたお付合い』なので、なんだかしっくりこないような・・・。実は、女性と親密になるのが怖いらしい主人公が、あえて一人の人を選ぶのだからもうちょっと葛藤があっても良かったと思うんですけど。
あと、コミカルなシーンも、『これおもしろいでしょ?』て感じで押し付けがましくて、笑えませんでした。

唯一の救いは、主演のケイト・ハドソンが可愛かったこと。
でも、彼女自身が可愛いんであって、映画のキャラとは何の関係もないしな~。
もったいない・・・。
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by bordergirl | 2004-06-15 02:05 | 映画

“トロイ” ジャパン・プレミア

a0013880_23358.jpg月曜日、行ってきました、“トロイ”のジャパン・プレミア!!
私が試写会、妹がレッドカーペット御招待、に応募していたんですが、見事レッドカーペットのほうに当選。
会場は日本武道館。入り口の階段の周辺をトロイの城壁のモチーフで飾ってあって、そこから伸びる真っ赤なカーペットの横の一角に入ることが出来ました。

はじめはちょっと見れればラッキーかな~なんて思っていたのですが、無事に最前列に入ることが出来て、ブラッド・ピット、エリック・バナ、ローズ・バーンのサインをもらいました!! 
本当はダイアン・クルーガーのサインも余裕でもらえたのだけれど、彼女が一番最初で、まさか端から端まで一人一人のサインに応じてもらえるとは思ってなかったので、もらいそこねてしまいました・・・残念・・・。(絶世の美女ヘレン役の彼女は本当に美人でした。もう一人の女優さんローズは緊張しまくっててとってもかわいかった)
サインをもらうのに精一杯で(というより、彼らがみんなのサインに応じるのに忙しくて)、あっという間の時間でしたが、エリックにはちゃんと握手してもらいました。彼がまた、写真で見るより数十倍もかっこよくて、すっかりファンになってしまいました。会場にも彼のファンが多かったです。
で、ブラッド・ピット。
次回作のためにオレンジっぽい坊主頭になってたので、アキレスのイメージとは程遠かったです(笑)。どっちかっていうと、ファイト・クラブの時みたいな感じ。サインをする時もちゃんと相手の目を見たり、返事をしてくれたりで、ほんといい人だな~と感動しました。あとできいたら、当日は具合が悪かったそう・・・無事に来てくれてほんとによかった。

試写会は見れないと聞いていたのですが、席が余ってたらしくなんと試写会もOK。
武道館で映画なんて初体験で、さぞかし見づらいだろうと思ってたけど、それほどではありませんでした。確かにかなり横からの眺めで、椅子も硬くてつらかったですけど。

映画は、う~ん、ギリシャ神話という主人公のいない群像劇でスケールもでかいので、話がちょっと散漫になった感じは否めません。最低限必要な登場人物で、心理描写もそこそこやるとなると、こんなもんかな~と思います。
『神話』なので元々の話はいきなり神様が出てきたり、神様の息子や娘がたくさん登場するので(アキレスもその一人でほとんど不死身)、そこらへんをどうするのかなーと思ってたけど、映画では非現実的なことは排除して、戦争の愚かさという普遍的なことにスポットを当てたようです。
『史上最大の愛のための戦い』というキャッチコピーですけど、たった一組の恋人の過ちから始まった戦争だとしても、一度はじまってしまうと多くの人の運命を狂わす非情なもので、『愛のための戦争』なんて美談は決して存在しないと思いました・・・。

でもほんと、とっても幸せな一日でした。寿命も延びたかも?(笑)
サインは一生の宝物にします・・・。

あんまり幸せだったので、実はもう駄目かな・・・と諦めている彼にメールを出してみました。ここ1週間ばかり、音沙汰なしです。
でも、もうちょっと頑張って待ってみるつもりです。
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by bordergirl | 2004-05-19 02:35 | 映画

Big Fish

a0013880_165039.jpg先日、“Big Fish” の試写会に行ってきました。

荒唐無稽なホラ話ばかりする父親と仲違いした息子が、死期の迫った父に『父さんの本当の人生を聞かせて』と頼むのですが、父の語る話は相変わらずへんてこなものばかり…。ところが、一緒に過ごすうちにその中にある真実が見えてきて…というお話。

結論から言ってこういうテーマの話は大好きです。
現実をちょっとファンタジーの視点から見てみると、また違った真実が見えてきたり、人生が豊かになる、というテーマ。
ファンタジーのない現実は味気ないし、真実味のないファンタジーもつまらないもの。
実際に毎日単調な生活をしているとついついこういったことを忘れそうになるので、時々こういう映画を見るのはいいですよね。
お父さんのホラ話のシーンは無条件に笑って楽しめたし、かといって親子の葛藤や家族が死期を迎えたときの周囲の感情もきちんと描いていて、どちらの要素もバランスよく行き来してたので、自然と感情移入できました。
自分と親の関係を考え直すいいきっかけにもなりました。
映像もとっても綺麗だし、それだけでけっこう幸せな気分になる映画です。

ただ、さっそく『ティム・バートンの最高傑作』とか『本年度アカデミー最有力』とか言ってるのはどうなの??て感じ。
確かにティム・バートンにしては万人向けのお話で、とてもよく仕上がってるとは思うけど、この辺で最高傑作なんかに収まってほしくはないんだけどなぁ…。
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by bordergirl | 2004-04-25 16:51 | 映画

IN THE CUT

a0013880_0270.jpg“IN THE CUT” 見てきました。

詩などの言葉でしか外の世界とつながれないヒロインが、殺人事件に巻き込まれ、担当の刑事と関係を持つことから、新しい自分を発見していくと言うお話…。

ジェーン・カンピオンの映画はストーリーだけきくと共感どころ満載のような気がするのだけれど、実際に見るとなんだか訳のわかんないことが多い。…で、今回も覚悟して見てきたのだけれど、連続殺人事件も絡んでたので一応わかりやすい展開だったと思う。
殺人事件の謎解きのほうはあんまり重要じゃないのでこの際おいといて、メグ・ライアン演じる主人公が見るからに無防備な、ボーっとしたキャラクターなんだよね。殺人事件があるのにこんなんで大丈夫か、こいつって感じで。
でもそれは、彼女が他人と関わりを持つことが苦手だからで、他人に対してはっきりした意思表示の仕方とか距離のとり方がわからないから、感情表現がいきあたりばったりで、はたから見てて「こいつ、何がしたいのかわからない」ってことになっちゃうんだよね。
考えてみたら昔の私にもそういうところがあった。
きっと、このヒロインみたいに、何考えてるか分からないボーっとした人、と思われてたんだろうな(苦笑)。
そう思うと、ちょっと他人事じゃない映画なのでした。
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by bordergirl | 2004-04-20 00:28 | 映画