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“ファンタスティック・フォー”

a0013880_10473835.jpgスペインで見てきた映画です。
スペイン語タイトルは“Los 4(cuatro) Fantasticos”。
アメコミが原作のハリウッド映画。
スペイン語がかなり衰えているのを実感したので、わりと分かりやすそうなものを選んでみました。

ストーリーは…
青年実業家ビクターのもとで宇宙開発に携わる研究者4人。彼らは宇宙での作業中謎の雲(なんていうの?)を浴びてしまい、命に別状はなかったもののそれぞれ不思議な力を身につけてしまいます。
なんとかもとの身体に戻ろうと研究を始めますが、思わぬ人助けをしてしまったことにより彼らは一躍“ファンタスティック・4”として有名に。一方、宇宙船に同席していたビクターにも不思議な力が現れて…

結論から言って楽しめました。
ストーリーとしては悪役のインパクトが弱くていまいちだったんだけど…。
子供向けの素直に楽しむような映画です。気軽に笑って楽しんでね、という雰囲気。
だって不思議な力といっても、全身が岩のようになってしまったり、身体が自由に伸び縮みしたり、高温になったり…ってあんまり嬉しくない(だからもとの体に戻ろうと研究頑張るんだけど)。唯一、見えなくなるのは使えるかもしれないけど、服を脱がなきゃいけないし。
あんまりヒーローっぽくないところが逆に親近感かも。

“ダーク・エンジェル”のジェシカ・アルバ(かわいい!)や“キング・アーサー”のヨアン・グリフィスらが出ています。日本での公開は9月から。
公式HPはこちら
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by bordergirl | 2005-07-30 10:46 | 映画

“抱きしめたい!”

a0013880_20454794.jpgスペイン映画第6弾はまたまたペネロペ・クルス主演?です。
ペネロペが日本でメジャーになってから彼女の出演作がたくさんDVD化されて、内容はさておきスペイン映画の選択肢が増えたのは嬉しい限り。
でも、このタイトルもまた『??』って感じのもの。
正確には“ペネロペ・クルスの抱きしめたい!”となってます。
(ちなみに原題は“El amor perjudica seriamente la salud”~恋は全くもって健康に悪い)
まさにペネロペ主演、といいたいところだけど、これが全然違うんだな~。
ある腐れ縁のカップルの青春時代の出会いから30年後くらいまでを描いたお話なので、ペネロペの出演シーンは最初の若い頃だけです。
(一応最後のほうにもう一役で出ますが…)
ところが、映像特典の日本版予告を見ると、映ってるのはペネロペだけ。
男性のほうは役者さんは2人とも映るのですが、ディアナ役の女優は若い頃を演じたペネロペだけが映って、後半を演じた(むしろこっちが主演の)アナ・ベレンは全く映りません…。
私はよく知らないけど、結構有名な人だと思うんだけど…?

さて、肝心の内容なんですが、私はいまいち共感できませんでした。
というのも、そのアナ・ベレンが私のタイプではなかったから(笑)。
スペイン的には知的でセクシーな女性ってことになるんでしょうけど…なんだか、ピーターに似てる感じ。
言うなれば、なんだかちょっとオ○マっぽいのです。(ごめんなさいぃぃ)
なので同性としていまいち共感できず…。
彼女の衣装とか全部アルマーニかなんかで、けっこう楽しいんですけどね。

でも、ところどころいいなぁと思うところはありました。
主人公のカップル・ディアナとサンティはお互い好き合ってはいるものの、ディアナのほうがセレブ志向でお金のないサンティとは結婚できません。
それでも運命のいたずらで何度も再会し、そのたびに変わらず相手のことが好きな2人。
とはいえ、それぞれ家庭もあって子どももいて仕事もあって…と、歳をとるにつれしがらみが増え、若い頃みたいにただ愛しているからというだけで先には進めない2人。
そんな寂しさがさりげなく描かれていました。
あと、言っちゃえば不倫カップルなのにドロドロしてなくて、不思議な絆を感じさせるところも微笑ましかったです。

ちなみに、すんごい小さな役でハビエル・バルデムも出てます。
1カットくらいの登場ですが、この濃い顔は見間違えようがないよ~。
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by bordergirl | 2005-07-12 20:41 | 映画 en español

“情熱の処女~スペインの宝石~”

a0013880_1224647.jpgスペイン映画第5弾です。
アルモドバル映画が続いたので、ちょっと気分を変えてペネロペ・クルスの時代物を…。
なんか、タイトルからしてなんだかな~って感じですよね。
処女と書いて“おとめ”と読むらしいです。
ちなみに日本では18歳以下の子はレンタルできません(笑)。
でも、もとは“La Celestina”っていうスペインではドン・キホーテに次いで有名な古典らしいです。
そういえば、語学学校で一緒だったスペイン文学専攻の子達はこの本買って読んでたかも…。

そんな訳で、ストーリーはロミオとジュリエットばりのコテコテの悲劇。
富豪の家の娘メリベアに恋をした青年カリストがつれない彼女の心を射止めるため、家来の薦めで魔女セレスティーナに仲立ちを頼み、とうとう2人は両思いになるのですが…。
若くて純情な恋人たちとは裏腹に、周りは強欲で一癖も二癖もある人たち。
そうした人たちの思惑が重なって、物語は悲劇的な最後を迎えます。

…って、多分小説で読んだら面白いのかもしれないですけど。
R-18指定になってるところからも分かるとおり、どうでもいいエッチな場面が挟み込まれてるので、なんだかよく分からない作品になってます。
『古典なんて若い人には受けないだろうから、エッチなシーンでも入れとく?』って思ったのかしら。(それとも原作にもそういうシーンがあるのか??)

だって、本当はカリストとメリベア両思いなんですよ。
魔女の助けなんか借りなくたって、普通に正式にプロポーズすればよかったのに…。
思いっきり古典ぽく作ってくれたら、そういったツッコミどころも『まぁ、古典だから…』となんとなく流せたんだけど、中途半端に現代受けを狙ってるから気になっちゃって。

それでも、ジョルディ・モジャやマリベル・ベルドゥなんかの有名どころも出てます。
(…って、私が知ってるから『有名どころ』って言い切っちゃうのもどうかと思うけど…)
ペネロペのお父さん役の人は、多分“バッド・エデュケーション”の神父さんだと思うんだけど…。
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by bordergirl | 2005-07-10 23:21 | 映画 en español

“キカ”

スペイン映画…えーっと、第4弾。
アタメに続いてアルモドバル監督の映画です。
これもかなり古くて10年前以上…かな。
一部の衣装をジャン・ポール・ゴルチエがデザインして話題になりました。
私は覚えてなかったんだけど、妹は覚えていて見たがってたので、とりあえずDVDの後ろに書いてあったストーリーを説明すると…。
『…やっぱり、見なくていいや』
って言われちゃいました。
アルモドバルの映画、ストーリー濃すぎ(笑)。

さて、私の見た感想ですが、ストーリーから受ける印象はDVDの後ろに書いてあった例のあらすじとはちょっと違っていました。
でも、訳分からなさすぎ!!
コメディなのかサスペンスなのか、シーンや登場人物によってイメージが違うので、頭が混乱します。それが狙いなのかもしれないけど…。

ストーリーを私なりに説明すると…
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by bordergirl | 2005-07-09 23:51 | 映画 en espanol

“アタメ”

…って、カタカナで書くと変ですね(笑)。
原題はそのまんま、“Atame”。(日本の副題そのままの、“私を縛って”という意味。)
スペイン映画の第三弾は、15年くらい前のアルモドバル映画です。
アントニオ・バンデラスの若さと、ウォークマンの大きさに時代を感じますね…。

施設を出た天涯孤独な青年が片思いの女優を監禁して、いつしか2人は恋に落ちちゃうお話。
…て説明すると、『そんな展開ありえない!』ってなっちゃうのですが、そこはコメディー。
なんてったって相手もバンデラスだし…(って、それでも変?)。
私としては、恋愛ものというより、1人の孤独な青年が家族を見つけるまでのお話、と解釈しました。
アルモドバルの映画はまだそんなに数見ていないのですが、今までのところ、基本的に男性の登場人物は孤独で社交性のない人が多いような気がします。逆に、女性はみんな逞しくて個性が強くて、元気で社交的。
この人の描く女性像を見てると、『女に生まれてよかったわ~』ってなんだか元気が出てきちゃいます。

それから、私的にはスペインっぽいディテールがかなり楽しめました。
二重駐車でケンカするところとか、トイレのドアを閉めないでするところとか、さらにそのあと手を洗わないところとか…(笑)。ツッコミどころが満載。
スペイン映画もいろんな映画があって、スペイン人にもいろいろいるけど、私はアルモドバルの描く『スペイン的なもの』が好きだなぁ…。
(もちろん、トイレの後は手を洗って欲しいけど)

このDVDは珍しくスペイン語字幕がついていたので、字幕なし、日本語字幕、スペイン語字幕、で3回見てしまいました。
日本語字幕の内容と、実際に話している内容がちょっと違うのが面白かったです。
そのまま直訳しちゃうと、日本語的な感覚では不自然になってしまったり、日本の習慣ではピンと来ないような言葉になったりしちゃうんですよね。
なにより、スペイン人の実際はどうでもいい内容のおしゃべりを全部訳していたら、わけの分からないことになってしまうし…(笑)。
私はスペイン語で話していても内容は日本語字幕並だったりするから、スペイン人から見たら無口な人に見えるんだろうな、と新たな発見でした。
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by bordergirl | 2005-07-05 00:12 | 映画 en español

“蝶の舌”

スペイン映画シリーズ、第二弾です。

内戦前の北部スペインを舞台にした、少年の成長物語。
最後のシーンは涙がボロボロ出てしまいました。
でも、一番かわいそうだなと思ったのは少年のお父さん。
不勉強なので政治のこととかよく分からないけれど、みんなが自分の良心や信条に恥じない生き方が出来るのが一番なのにね…。

内戦を描いた映画はいくつか見たことがあったけれど、考えてみたらその前の歴史の部分ってなんにも知らなかったのでした。
知っていたら、この映画ももっと楽しめたのにな。
たまたま週末実家に帰ったので、家にあった本で調べてみましたがあんまり載ってませんでした。残念。
機会があったら何か別の本を探してみようと思います。
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by bordergirl | 2005-07-03 19:50 | 映画 en español