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“13 ラブ 30”

a0013880_12421883.jpgまたこの邦題もどうかと思う…。なんでも“ラブ”ってつければいいってもんじゃないのにね。(ちなみに原題は“13 going on 30”、13と30は変わらないんだから、そのままでいいのに…)

ストーリーは13歳の少女ジェナの誕生日から始まる。学園セレブの女の子達に憧れながらも、どことなく垢抜けなくてフラストレーションを抱えるジェナは、『13歳なんてイヤ! 早く30歳になりたい!!』と願う…と目が覚めたら30歳。憧れの女性雑誌で働くイメージどおりの女性になっていた。とはいえ、中身は13歳。困った彼女は幼なじみのマットに助けを求めるが…というお話。

まず、13歳にして『30歳になりたい!』てのがすごい(笑)。
私が13歳の頃なんて、30歳の自分なんてイメージもできなかったよ。(だって、ノストラダムスの大予言があったから、30歳には生きてないはずだったの)
だけど、なってみたらこんなんですよ…(以下、自粛)。
でも映画でも、中身が13歳のジェナがだんだん30歳の生活に馴染んでいって、30歳だってちょっとスレちゃっただけで子供の部分は変わらないんだよな~と思わせます。

主演のジェニファー・ガーナーはあんまり好きな女優さんじゃなかったんだけど、中身が子供の大人をやっても嫌味がなくて可愛かったし、登場人物全員の子役がみんなそっくりで楽しい。唯一の例外は憧れの男の子クリス、これがまたショックな変貌ぶりで…。
あと、パーティでマイケル・ジャクソンの“スリラー”を踊るところも楽しかった。
小学校の時、林間学校のクラスの出し物でスリラーを踊ることになって、みんなで練習したことを思い出しました。もう、振りは全然覚えてないですけど。

13歳の子が30歳に…ていう設定からして、話の最初と最後がどうしても現実離れしてしまうのはしょうがないですけど、大人になってからの部分は90分ちょっとの映画にしては山あり谷ありで、シリアスな部分もあってよかったです。
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by bordergirl | 2006-08-26 13:21 | 映画

“アイドルとデートする方法”

a0013880_21442515.jpgこのタイトルもなんだかなーという感じです。
でも、田舎町の女の子がハリウッドスターとデートをして彼に好かれちゃうという、少女漫画並みにベタベタなあらすじに惹かれました。こういうの好きなんですよね~。

で、観てみたんですが、主人公ロージー(ケイト・ボスワース)に共感できなくていまいち…。
可愛いんだけど“いかにも純真な子”て設定で、幼なじみが自分のことを好きなのにも気がつかないし、それでおいしいところを全部持っていくのはどうよ?って思っちゃった。…て、やっかみ??

逆にいいなぁって思ったのは、その幼なじみピートに片思いしてる女バーテンダー。いつもはかなり的を外したアプローチで彼に迫ってるんだけど、ピートがロージーのこと好きだと気がついて、健気に応援してあげるのが泣けるのです。
彼女が言う『誰でも誰かにとってはハリウッドスター』ていう台詞と、そんなスターでも失恋しちゃうこともあるっていう展開で、実は恋愛運ってみんな平等に与えられているものなのかなぁと思えるところがよかったです。

最後に、特典映像にある未公開シーンにパリス・ヒルトンが出てました。2シーンあったけどどちらもカットされちゃったみたい(笑)。
この映画の未公開シーンはいろんなパターンが入っていて、そういう映像をパズルみたいに組み合わせて編集して1編の映画が出来るんだな~と分かるので、そういう意味では面白かったです。
そんなたくさん撮ったシーンのうち、実際に使われたオープニングとラストは対になっていて、お洒落かも。
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by bordergirl | 2006-08-22 22:38 | 映画

“デンジャラス・ビューティー2”

a0013880_17482829.gifそろそろスペイン映画も飽きたので…というわけではなくて、うちの近所のレンタル屋は小さくて品揃えも悪いので、スペイン映画が見つからなかったのです。
というわけでスペイン映画はちょっと休憩。
サンドラ・ブロック主演の“デンジャラス・ビューティ2”です。
実はこれの1作目、スペインで観たんですよね、懐かしいな~。

ストーリーは、前作で潜入捜査で出演したミスコンに入賞、一躍有名人になってしまったFBI捜査官のグレイシー。顔がばれてしまってはもう潜入捜査も出来ないので、“FBIの顔”としてFBIのイメージアップのために働くことに。そんな時、前作で親友になったミス・アメリカが誘拐されて…というお話。

前作でせっかくお洒落に変身したのに、すっかり元に戻っているグレイシー。
今回もまたセレブ化計画で、専属美容チームがついて大変身します。
全身ブランド尽くしで、カメラを向けられると自然とモデル立ちをしてしまうなりきりっぷりが笑えます。
ドタバタコメディなんだけど、グレイシーを始め相棒になる女性捜査官たちも、恋愛運もついてないし職場でも鼻つまみ者、友達も少ない…ていうハンパ者ばっかりで、そんな人たちが一致団結して頑張るところに共感もしたり…。

a0013880_1862222.gifでも、『バービー人形になるのはイヤ!』ていうラストは賛成なんですけど、『自分に気を使ってる人をまわりも大事にする』てのは本当だと思うんですよね。ラストでは、『でも私はそんなこと気にしない』ってグレイシーは言いますが。
もちろん自分をなくしてブランドに走るのはおかしいし、誰かの真似するのもおかしいけど、ボサボサ髪で顔を隠すより、おでこをスッキリ出した方がいいに決まってるのに。
実は私、サンドラ・ブロックの髪型(こういうの→)がけっこう好きなので、なりきりセレブ中のファッションはなかなか楽しめました。
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by bordergirl | 2006-08-20 18:15 | 映画

“ブエノスアイレスの夜”

a0013880_1252416.jpgさっき紹介した映画とはうって変わって、今度は重ーい映画。セシリア・ロスとガエル・ガルシア・ベルナル主演。

父の病気が悪化し、20年ぶりにスペインから故郷のブエノスアイレスに戻ったカルメン。彼女は過去のトラウマで他人との肉体的接触が出来ず、愛人派遣業をしている友人からカップルを雇ってアパートに呼び、隣室でその行為を聞くということでのみ快感を得ることが出来る。いつものように友人に電話したカルメンだが、その電話に出たグスタボの声に惹かれて彼を雇うことになり…

…というストーリーですが、これはあくまでとっかかりの部分。
このあといろんな事実が出てきて、衝撃のラストへ!となります。

でも、私的にはいまいち…。
重いテーマの割にはあっけなく話が終わるような…?
20年前の軍事クーデターが鍵になっているのですが、その辺の説明が乏しいので、アルゼンチンの歴史に詳しくない私にはちょっと分からない部分が多かったです。
もともと、なんにも知らされていないゼロの状態からストーリーが始まって、観客はクーデターを経験していない、家族の秘密も何も知らないカルメンの妹アナと一緒に事実を知っていくことになるのですが、そのアナもアルゼンチン人なので『知ってて当然』て言う部分もあるでしょうし…。
問題の“衝撃の事実”も、事実がひとつひとつ明らかになる過程で察してくださいという感じであっけなく明かされるし、なんだか全体のテンポについていけませんでした。
なので、最後のシーンまで全然感情移入できず…。
すごくかわいそうなお話なんですけどね。

ところで、この映画はアルゼンチンのスペイン語なのですが、文法的な違い(vosとか)は置いといて、すごく聞きやすいと思いました。私個人ではアナ役の女優さんのイントネーションが好み。
メキシコ人のガエルもこの映画ではアルゼンチン訛をマスターしたそうで、個人差はあれどああいうのが典型的なアルゼンチン訛なのかな? 抑揚があってとってもメロディアス。そういえば、カディスのスペイン語の先生が『アルゼンチン訛は歌ってるみたいで素敵』と言っていたけど。ちょっと、イタリア語のイントネーションに似てるかなーと思ったけど、どうかな?
なにはともあれ、どんな訛でもガエル君のスペイン語は可愛いのですけどね。
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by bordergirl | 2006-08-14 23:24 | 映画 en español

“ワタシにキメテ”

a0013880_20234041.jpg…すごい邦題ですよね。
この邦題と、最近はコンビニで千円以下で買えちゃう点で、あんまり面白くなさそうだなぁと思ってたのですが、私に似ている人が出ているらしいので観てみました。
スペイン語の映画じゃないけど、出演者のほとんどがラティーノのアメリカ映画なので、スパングリッシュ満載です。

ストーリーはパッケージからも想像できちゃいますが、生まれた時から女性にモテモテのトマスは現在遠距離をいいことに3股中。ところが、彼女たちが3人ともL.A.の彼の自宅にいきなりやって来て鉢合わせしてしまい…というもの。
さらには3人の女性のうちの一人のL.A.に来るきっかけっていうのが、“車をある人に売るように頼まれて…”で、思い切り先の展開が読めてしまいます。

じゃあ、つまらない映画なのかというとこれがそうでもなくて…。
登場する人たち、とくに女性3人が、さすがラテン系。
おおらかというか屈託がないというか…。ギスギスしたところがなくて、自然体で天然ボケっぽくて、多少おかしな展開でも許せちゃう。やっぱり女は愛嬌ですねぇ。
トマスが良心の呵責に耐えかねておかしくなりながらも、誰も選べない…と悩むのもしょうがないかもしれません(ま…この人はただの優柔不断なんだけど…)。
そのトマス役の俳優さんも、とってもかっこよくて観てるだけで楽しい♪
メキシコのモデル・俳優さんで、ジェニファー・ロペスのPVにも出てる人です。

そんな訳で、観てて楽しくなる映画でした。
音楽も、たしかエミリオ・エステファンが担当してるので、ラテン・テイスト満載でいいですよ。
ちなみに、“私に似ている人”ですが、確かに結構似てました。
いちおう主役?の一人です。私の場合は、そういう意味でも楽しめたのかもしれないですね。
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by bordergirl | 2006-08-13 20:23 | 映画

“トーク・トゥ・ハー”

a0013880_1462996.jpg今週もまたスペイン映画を1本。
これはずっと興味があったんですけど、あらすじや批評をあちこちで読んでだいたいの展開は知っていて、ちょっと重い映画なんだろうなぁと遠慮してました。もっと精神状態のいいときに観ようかな、と。
で、実際に観てみて、私はこの映画は結構好きです。感想も、今だからこそそう思えたって部分もあって、タイミングもよかったのかな。



交通事故で昏睡状態になった少女アリシアを4年間献身的に介護する看護士のベニグノ。
同じ病院に、やはり事故で昏睡状態になってしまった女闘牛士リディアが入院し、その恋人のマルコは次第にベニグノと友人となる。
しかし、ベニグノのアリシアへの愛情はある時、一線を越えてしまって…というストーリー。

やっぱりね、ベニグノのやったことは許せないことだし、女性の立場としては気持ち悪いですよ。
彼自身は悪い人ではないと思うし、なぜそうしてしまったかという点も彼の口から語られないのでよく分からないのですが、その後本気で『彼女と結婚したい』って言ってるところを見ると、やっぱり変だな、と。相手を所有することと愛情を履き違えてる気がします。
でも、じゃあ彼が異常かと言うとそうではなくて、私たちにも多かれ少なかれそういう部分はあるのじゃないかな。
例えば友人のマルコですが、彼はハンサムといわれるタイプで女性にも困らなそう。だけど、リディアが元カレとよりを戻していたと聞いたとたん、『彼女は僕をもう必要としてない』と旅に出てしまいます。その後、マルコはベニグノのしたことに反発しつつも彼のために奔走して、2人の間には絆が芽生えるのだけど…。
相手がどんな人であれ、家族でも友人でも恋人でも、男でも女でも、人間は大なり小なり相手に必要とされないと生きていけないものなんでしょうね。“所有する”っていうと言いすぎかもしれないけれど、“誰かがいる”ってことはとても大事なこと。
だけど、リディアがもう恋人でなくなった時にマルコが孤独を感じたように、『この人の人生に口を出す権利は自分にはもうないんだな』って感じたときに相手を失うんだと思います。
だとしたら、愛情と相手を所有することはやっぱり紙一重…。
(…て、ここまで書いてみて思ったけど、そしたら純粋に“無償の愛”って言うのは存在しないってこと?)

う~ん…やっぱりうまく書けません。
でも、アリシアが甦って再び恋に落ちるラストシーン。いろいろあって、いろいろ考えさせられたけど、それでも人間の強さみたいなものが感じられて好きでした。
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by bordergirl | 2006-08-06 15:00 | 映画 en español

“ユートピア”

a0013880_1131881.jpg放っておくと仕事の愚痴ばっかりになりそうなので、そんな時は映画ネタ。“スペイン旅行前にスペイン語映画をたくさん観よう”という恒例?の企画スタートです。
最近、レンタル屋さんに行っても興味が湧くのはスペインやフランス、ヨーロッパの映画が多いです。ハリウッド映画も面白そうなのはあるけど…基本的に旧作ばかり借りるので、その頃には興味がなくなってるものも多いみたい。
で、今回の“ユートピア”はもともと興味があったものではなくて、ただ単に『男性が主人公で、ちょっと暗め(でも、重過ぎない)』映画が観たい気分だったから。

主人公はアドリアンという男性。彼には予知能力があり、最近はしょっちゅうある女性の白昼夢を見る。彼の育ての親で、“ユートピア”という予知能力者グループのリーダー的存在でもあるサムエルに相談すると、その女性アンヘラを探して助けてあげるように言われる。アンヘラは南米でゲリラにさらわれ、彼らの仲間にされてスペインに来ていた。
一方、アンヘラの母親は娘を助けるために救出の専門家を雇うが、彼はアドリアンが予言した爆破事件で妻子を亡くしていたのだった。

…と、こんなお話。
テーマは“運命は変えられる”というもの。
アドリアンをはじめ予知能力を持つ人たちは、見たくもない未来、しかもほとんどが悲しいもの、を見せられて精神のバランスをおかしくしてしまう。実際、冒頭に出てくる爆破魔は自分が見た未来どおりに行動して、最後は自分で命を絶ってしまいます。
そうじゃなくて、あくまで未来は未来で、予知したようにならないように努力すればいいんだよ、というごくごく当たり前の話なんですけどね。
でも、たとえ予知能力がなくても、私たちみんながそうやって行動していけば世の中はより良くなる。“ユートピアはある、でもまだ存在しない”という台詞(うろ覚えだけど)は、そういう意味なのかな、と。

しかし、そういうテーマに宗教がかったゲリラとかなんだとかを盛り込んだので、作品のカラーが分かりづらくなってるかも。
ラストは『それを言いたいがためにこんな大がかりなことを?』と言いたくなってしまい、ちょっと(かなり?)拍子抜けしました。

予知のシーンの視覚効果はおもしろかったし、サムエルの家があるのがサラマンカで、ちょこっとだけ景色が映ったのが懐かしかったかな。
出演者はレオナルド・スパラグリア(『Carmen.』)、フェレ・マルティネス(『バッド・エデュケーション』etc. スキンヘッドが似合ってた!)…とかなり目の保養です。ナイワ・ニムリ(『オープン・ユア・アイズ』『靴に恋して』)も素敵。
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by bordergirl | 2006-08-03 01:51 | 映画 en español