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“サハラ~死の砂漠を脱出せよ”

a0013880_15111928.jpgパス・ベガ観たから次はペネロペ…という安易な選択(笑)。

南北戦争時代の装甲船を探す海洋専門の財宝発掘チームのダークたちと、謎の疫病の原因を探るWHOの医師であるエヴァ。目的地が同じ西アフリカのマリということから一緒に旅を始めるのですが、エヴァが何度も命を狙われ…というストーリー。

“インディ・ジョーンズ”とか“ハムナプトラ”みたいなお約束の冒険活劇を予想して観はじめたんですが、いい意味で予想を裏切ってくれておもしろかったです(いや、“インディ・ジョーンズ”とかも好きですよ。だからいい意味で、ってことです)。
なんというか、何でもうまくこなしておいしい所を持って行っちゃうかっこいいヒーローと、ケンカしながらも彼に惹かれていくヒロイン…ていう、ベタな図式を想像してたので(笑)。

ところが予想に反して、体育会っぽい野郎の世界でおもしろかった。
ダークと彼の仲間の発掘チームのメンバーがなにをやってても楽しそうで、とくに幼稚園からの腐れ縁というダークとアルのかけあいがアホっぽいというか、微笑ましい。
で、そこにペネロペ扮する文字通り紅一点のヒロインが加わるわけなんだけど、全然ロマンチックなムードに発展しないの。普通に仲間に入って、普通に行動する。それが全体の調和を乱さない雰囲気でよいなぁと思いました。
それに、実際のロケ地はマリではなかったようなんだけど、主演のマシュー・マコノヘーは2度もマリに旅行に行ってるらしく、それを反映してアフリカに対して偏見の少ない良心的な映画になってると感じました。

美男美女のマシュー(いい筋肉してるよ~)とペネロペも目の保養だったのですが、キャラ的にはアルが好き。八面六臂の頼れる相棒、素敵。
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by bordergirl | 2007-03-28 15:10 | 映画

“スキと言って!”

a0013880_14391833.jpgこないだ“スパングリッシュ”を観たので、同じパス・ベガ主演のスペイン映画を鑑賞。

女優志望のエストレージャ(パス・ベガ)と映画館で働くビクトルが、ふとした手違いで人気テレビ番組…番組で知り合った2組のカップルが視聴者投票で競い合って1週間後に実際に結婚すれば賞金が手に入るというもの…に出場することになり、まったく正反対の性格が受けてなぜか勝ち抜き、1週間のバカンス(テレビカメラつき)に2人で出かけることになる…というお話。

気楽に観れるしょうもないコメディ映画なのですが、ほんとにあるかも?と思わせるようなテレビ番組とか、話の筋に関係ないところがおもしろかったです。ターミネーターに憧れるへっぽこガードマンが、後半なぜかターミネーター的シチュエーションになっちゃうところとか。彼の最後の台詞“Volveré”はもちろん“I'll be back”のスペイン語訳なんだけど、それだとちょっと雰囲気が出ないところが残念…。

多分ビクトルが純真でいい人だからか、品のいいコメディになってたと思います。
パス・ベガも可愛いけど、“スパングリッシュ”の時の可愛さとはまた別の感じ。こっちのほうが普通っぽくて好きです。
この前観た“橋の上の娘”の方が、そりゃ映画としては出来がいいんだろうけど、凸凹カップルとしてはこっちの方がいいなぁって思っちゃいました。
この2人も何をやってもうまくいかない方なんだけど、一緒ならちゃんとやっていけそう。
多分、私自身が恋愛で幸せ!って状況ではないので、感想にだいぶ私情や願望が交じっちゃうのですね(苦笑)。
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by bordergirl | 2007-03-26 14:38 | 映画 en español

“橋の上の娘”

a0013880_19435969.jpgスペイン語クラスで借りて観ました。
なので、フランス映画だけど、スペイン語吹替えスペイン語字幕(笑)。
勝手にアンニュイな映画を想像してたんだけど、どことなく間が抜けててユーモアある映画でした。

パリの橋の上で身投げをした少女アデルが、ナイフ投げ師のガボールに救われて、彼のパートナーとして各国を巡業することになるお話。

アデルは不運な女性で、かといって不幸というほど彼女に何かが起こるわけではなくて、ただただ何をやってもうまくいかないだけ。不幸と戦うより不運と戦うほうが難しいし、おかげで彼女は人生を諦めている。
そんな彼女に魅かれたガボールは、彼女をパートナーにスカウトし、運を信じることを教える…いわば、アデルにとってはようやっと現れた王子様なんだけど、ガボール自身も実は一人では不運な男で…。

映画の雰囲気やストーリー、2人が訪れる外国の風景…なんかは好きだったんだけど、この2人の恋愛に関しては今ひとつ。
ナイフ投げの的になって相手に命を預けるんだから、相手のことを好きになって当然というか…。もちろん、完璧な2人の恋愛…なんてありえないことは分かってるんだけど、一人だと不運だけど一緒なら運が向いてくる(から一緒にいる)…って共依存じゃない?って思っちゃったり。
アデルの気持ちは共感できたので、なんだか勝手に納得がいきませんでした。
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by bordergirl | 2007-03-25 20:22 | 映画 en français

“シン・シティ”

a0013880_1914742.jpg結論から言いますと、私はこの映画好き!

ストーリーは説明しづらいので割愛しますが、無法地帯シン・シティを舞台に3人の男が戦う3話のオムニバスです。
登場人物がかぶることもあるけど、それぞれが個々のストーリーで、次第に交差して…とかいう展開ではありません。なのでやや長い気はしたけど、おもしろくて飽きない展開でした。
3人がそれぞれ男気があるところも素敵!

原作はアメリカンコミックスで、その雰囲気を忠実に再現するように作られてます。全編CG処理。動くマンガのようでおもしろいです。クライマックスシーンで影絵みたいな絵になるのもマンガちっく。
暴力的で残酷な描写も多いのですが、白黒の画面のため見た目にはグロテスクではありません。例えば、血は真っ白。もちろん、それでもリアルに想像できちゃうような人にはキツイかもしれないけど…。

それなりに重要な役で、こないだ紹介した“旅するジーンズと…”のレナ役の子が出てました。たまたまこの映画をググっていたら見つけたんだけど、この人、両親が中南米出身でスペイン語話者なんですね。なんだかちょっとファンになっちゃったり。
あと、殺し屋ミホ役のデヴォン青木…かなり好き(笑)。

続編ができるようなので楽しみです。
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by bordergirl | 2007-03-21 19:22 | 映画

“スパングリッシュ”

a0013880_23423843.jpgずーっと前に予告編を見て興味のあった映画をとうとう鑑賞。

娘によりよい生活をさせるためにアメリカに移住してきたメキシコ人シングルマザーのフロールが、裕福な白人家庭のハウスキーパーとして働くことになるお話。
彼女は英語が話せず、白人社会には干渉しないことを信条としていたけれど、夏の間別荘に住み込みで働くことになったため娘も一緒に住むことになって、次第に2つの家族が干渉しあうことになり…

ということで、最後は問題を抱えた白人家庭が変わっていく…というのを想像してたんです。
だって、予告編を見るとそこん家のお母さんは明らかに精神不安定で、何かあってこうなっちゃうのかな…と思ってたから。
ところが、これはもともとの性格だったみたいで(苦笑)。
ようく考えたら“恋愛小説家”の監督なんで、分かりやすいハッピーエンドにはならないのは予想ついたんだけど…。
完璧主義で情緒不安定な母親のもと、キリキリした雰囲気でなんだか建前ばっかりの白人家庭と、言葉が分からないこともあってそんな彼らを全然理解できないメキシコ人女性のすれ違いが、淡々とユーモラスに描かれています。

ちょっとビックリしたのがフロール役のパス・ベガが可愛いこと(笑)。
美人なのは知ってたけど、どちらかというと男っぽい凛々しいイメージだったので。
言葉が分からないとこんな風に可愛く見えるものなのかな?
でも、フロールの芯の通った母親っぷりは素敵だなと思いました。
娘のクリスティーナは白人一家に気に入られてあれこれよくしてもらうんだけど、それはやっぱり対等な関係ではないと思う。小さい時にそういうことに慣れちゃうとろくな大人にならないよ。そこをキッパリ、自分が悪役になってもNOといえるお母さんは素敵。
娘役の女の子も芸達者で、前半は英語ができないフロールのために通訳をするのだけれど、それがとっても上手。母娘並んで情感たっぷりに話すところが母親のミニチュア版みたいにそっくりで可愛いの。さらには、父親役のアダム・サンドラーの独り言“shit!”を、感情を込めて訳しちゃうところは笑ってしまいました。このシーン大好き。
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by bordergirl | 2007-03-18 23:42 | 映画

“エリザベスタウン”

a0013880_1641149.jpg靴デザイナーのドリューは社運をかけたプロジェクトに失敗し、会社に大損害をもたらしてしまう。絶望して自殺を図る彼のもとに、父が実家で亡くなったという知らせが入り、彼は父の故郷エリザベスタウンへと向かう。
しばらくぶりに会う父の親戚や途中で知り合ったCAの女性との交流を通して、彼がもう一度人生をやり直す…というストーリー。

…というので、心温まる、ちょっと感動できる映画を期待してたのですが、私的にはいまいちでした。
期待が大きすぎたのかな?
確かにほのぼのするような演出にはなってるんだけど、それがわざとらしいというか鼻についちゃって、いちいちしらけちゃうんですよ。登場人物の感情表現もなんだかとってつけたような気がしてならないし。
結局、自殺を考えるほど落ち込んで、エキセントリックな女性と恋に落ちて人生が変わる…って、単なる男のファンタジー?
主演の2人もいまいちで、オーリーの美形っぷりはよく撮れてるんだけど全然魅力的に見えないし(そういう役どころなのかもしれないけど)、キルステンは…私昔はこの人好きだったんだけど…姿勢が悪くてだらしなく見えてしまうの。←映画と関係ないけど。

アメリカの田舎町の風景とか帰り道の景色とか、視覚的にはとても綺麗な映画なので、気持ちよく観ることはできました。
あ、あと、子ども達を黙らせる謎のビデオが好き。
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by bordergirl | 2007-03-16 16:40 | 映画

“親切なクムジャさん”

a0013880_0174371.jpg最近はとくに予定もないし、家でのんびりしていたい気分なので映画ばっかり観ています。このまま映画ブログになるのかしら…。

これもまたまた女性が主人公の映画。
でも今までとは趣向が違って、私にとっては初めてちゃんと観る韓国映画で、復讐がテーマの暗めの作品です。

主人公はタイトルどおりクムジャさん。
無実の罪で13年間服役し、天使のように清楚で誰にでも優しいことから“親切なクムジャさん”と囚人達に好かれていた女性。彼女は自分に罪を着せた男に復讐を企てており、出所後、今までの囚人仲間の協力で彼を追い詰めますが…

で、その後はちょっとびっくりな展開です。
もしもグロテスクな描写があったらやだな…とちょっとびくびくしながら観たんだけど、それほどではありませんでした。
そういうシーンもないことはないんだけど、どことなく不条理でおかしなシーンが随所に挟み込まれていて、なんだか不思議な雰囲気なんですよ。登場人物もみんな無駄に個性的だし。おかげでちょっと分かりづらい部分もあって、話についていけない時もあったんですが…。でもおもしろかったです。
結末はアガサ・クリスティーのある小説と同じ状況ですね。
あの決断がいいか悪いかは賛否両論あるだろうけど、小説では曖昧に描ける部分が映画ではものすごく現実的に描かれてました。
心情的には理解できるけど、私があの立場に立たされたらやっぱり無理…と思います。
でも、一人Noという勇気もないだろうからなぁ…。うう…考えたくない。
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by bordergirl | 2007-03-15 23:16 | 映画

“旅するジーンズと16歳の夏”

a0013880_1143962.jpgもう一つ、女の子が主人公の映画を。

生まれた時からいつも一緒の仲良し少女4人組。16歳の夏に初めて離れ離れで過ごすことになった彼女達は、体型が違う4人全員になぜかピッタリの不思議なジーンズと出会い、夏休み中に順番で穿くことに決める。

…というあらすじを読んで、ちょっとファンタジーぽいお話なのかなぁと思っていたのですが、この映画はいい意味で淡々としていて素直に楽しめる作品です。
こんな不思議なジーンズだから何かすごいことが起こるのか…と主人公達も期待するのだけれど、前半はむしろそれぞれが問題にぶち当たっていまいちパッとしない展開。
だけど、最後にみんなが小さな一歩を踏み出して少しずつ成長します。
それぞれの背中を押すのはジーンズの魔法…というより、離れていてもつながっている友情への安心感なんだろうなぁ…。
私はちょうど彼女達の年のころ友達が全然いなくて、いまでもちょっと友達づきあいに不安感があるというか、距離のとり方がよく分からなかったりします。
そんな私が言ってもあんまり説得力がないけど、この映画は4人の仲良し具合がよく出ているなぁって思いました。なにげないシーンでも、4人が一緒にいることに安心してるんだなーってのがよく分かるの。

4人のエピソードの中で1番好きなのは、ひとり地元に残ってドキュメンタリー製作をしていたティビー。共感できたのは、ギリシャの祖父母を訪れて初恋を経験するレナのエピソード。
この、ギリシャのサンドリーニ島が本当に綺麗で、こういうところだったら一人でノンビリ滞在するのはいいかもって思いました。

ちなみに、“イン・ハー・シューズ”と同様これも小説が原作。全4部作らしいです。
今までティーン向けの小説でしょと読まないでいたけど、4人のその後が気になっちゃうので、そのうち読もうかな…。
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by bordergirl | 2007-03-12 01:13 | 映画

“イン・ハー・シューズ”

a0013880_055104.jpg…というわけで、やっぱり女性が主人公の方が分かりやすいわーということでコレも観ました。
仕事人間でルックスに自信のない姉ローズと、ルックスしか取柄がなくて仕事が続かない妹マギー。
姉妹ゲンカのはずみでマギーがローズの彼氏を寝取ってしまい、マギーの家を追い出されて行き場のないローズは偶然行方を知った祖母を訪ねて…というお話。

うんうん、やっぱり女性が主人公の方が分かりやすいー(…て当たり前だけど)。
姉役のトニ・コレットも妹役のキャメロン・ディアスも大好きな女優さんなので、その点も楽しめました。
私も妹がいて、私たち姉妹には映画のような悲しい出来事も複雑な家庭環境もないし、第一お互いに性格もどっちのキャラにも似ていないのだけれど(あえて言うなら2人とも姉の方に似てるかな)、それでも姉妹関係って根っこの部分は変わらないのねって感じました。
この映画の家族はそれぞれが問題を抱えていて、みんなが自分や相手によかれと思って頑張っているのだけれど、それでも人間だから間違いも犯すし、自分の思ったとおりの結果にはならなかったりする。
そこで相手を責めるんじゃなくて、お互い許しあうことが大事なんだなって思いました。

私も妹と住んでるけど、しょっちゅうケンカや小さな誤解があって、『これで大丈夫なのかな~』と思うこともあるのだけれど、姉妹ってそういうものなのねとちょっと気が楽になりました。
それでもなにかの時には一番に力になれて、なんでも話ができればいいのよね。
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by bordergirl | 2007-03-06 01:29 | 映画

“Carreteras secundarias”

a0013880_23401237.jpgまたまたスペイン語クラスで借りました。
字幕なしだったので会話が全部は聴き取れず、手放しでおもしろかった!とは言えないんですが、いちおう観た記録として…

訳ありでスペイン中をあちこち放浪している父子の物語です。
息子の方はちょうど多感な年頃で、訳も分からずしょっちゅう引越しさせられたり、女癖の悪い父親に愛想を尽かしているのだけれど、ある日いろんな事情が分かり、結局は自分の意思で父親と一緒にいることを選択し成長していくというストーリー。

“いろんな事情”なんて書いちゃったけど、ここの部分がいまいち理解できず…(大事なところなのに! 笑)。
楽しめなかったのはそのせい?とも思うんだけど、多分、少年の成長っていうテーマに共感できなかったからかなぁと思います。
身近に男の子というものがいたことないから、『へ~、そういうものなの?』という気持ちでしか観れなくって。
女好きのお父さんも私にはただの禿げオヤジにしか見えず、『なんでそんなに女にもてるの?』って不思議に思っちゃいました。

ちょうど時代背景がフランコが亡くなる前、『これからどうなっちゃうんだろう?』て雰囲気の頃だったのですが、その頃カラーテレビが登場したのですね。
日本でもその頃を描いたドラマとかたまに放映されるけど、同じ頃スペインはこんなだったのか~というのは楽しかったです。
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by bordergirl | 2007-03-06 00:02 | 映画 en español