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“ナイロビの蜂”

a0013880_1543332.jpgアフリカを舞台にした映画。
イギリス外交官の妻で医療活動に携わっていたテッサが、旅行中に死亡し、夫ジャスティンはその死の謎を追ううちにアフリカの現実を知ることになる…というストーリー。

なんだか、なんともいえないお話でした。
ジャスティンは妻の死の謎を追ううちに自分も命を狙われるのだけれど、その裏には悪役というほどの大きな存在はなく、いろんな国や企業の利害が絡み合っています。個人個人はそれなりに良心のある普通の人なのに、組織の利害には呑み込まれてしまう。
解決策は示されず、私たち一人一人に何ができるんだろうと考えさせられた映画でした。

テッサとジャスティンの夫婦愛もこの映画の大きなテーマで、私はこの2人の関係っていいなと思ったんですよね。相手のありのままを受け入れて、自分の枠に入れようとしないところが。
生まれながらの革命児のテッサと、事なかれ主義のジャスティン。
相手を自分の思うどおりにしようと思ったらうまくいかない組み合わせだけれど、この2人はお互い違うところに惹かれたんじゃないかな…と。
でも、映画を観たあと友人と話す機会があったのだけれど、その人にはテッサがアフリカで活動するためにジャスティンをたらしこんだように見えたし、夫婦なのに一番に相談しないところはおかしいって。
そういう見方もあるのか~と思いました。価値観は人それぞれだからおもしろいですよね。
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by bordergirl | 2007-05-29 23:52 | 映画

“恋愛睡眠のすすめ”

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“エターナル・サンシャイン”のゴンドリー監督最新作“恋愛睡眠のすすめ”を観てきました。
“エターナル…”の時も夢の中のような映画だと思ったけれど、今度はそのものズバリ。
父が死んで、フランス人の母の元にやってきたメキシコ人青年ステファンが、隣の部屋の女性に恋をするものの、夢と現実が混乱して彼女とはなかなか仲良くなれず…というストーリー。

どこからが夢で、どこからが現実なのかが分からないお話でした。
『あら?彼女とうまくいってるの?』と思ったら、街並がいきなりダンボールになったり、水がセロファンになったり…。
え~、じゃあ結局彼女とはどうなってんの??と、ステファンだけじゃなくこっちも混乱。
実は普通に接すればうまくいく恋愛みたいなんだけど…。

ステファンみたいな人が現実にいたらちょっと恐いけど、この映画はガエル君が演じているので、とってもかわいい。着ぐるみも最高。
ストーリーはよく分かんないけれど、笑えるシーンも多い楽しい映画でした。
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by bordergirl | 2007-05-28 23:59 | 映画 en français

ビスバルに会ってきました

日曜・月曜と2日連続で、来日中のダビ・ビスバルのイベントに行ってきました。
彼を知らない人のために言いますと、スペイン人の人気歌手です。
こないだ郷ひろみが彼のカバー曲を出したので、一緒に日本デビューしたばかり。
(日本では“ダビッド・ビスバル”と表記されます。言いづらい…)

1日目は渋谷HMVのインストアイベント。
小さいステージで2曲歌って、その後握手会でした。
2曲じゃ物足りない~と思っていたら、ラッキーにも直前に月曜のショーケースのチケットも入手!
こちらも小さなステージで、客席と1、2メートルしか離れていない距離で熱唱してくれました。
最前列の人は触りまくり。
歌った曲は4曲ほどで、やっぱり物足りないな~と思ったのですが、その後また握手会が!
握手会はいつも流れ作業で、1日目のときは本当に握手しかできなかったんだけど、2日目はもうちょっとなんでもできて、サインもちゃんと名前入りでもらえました♪

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あと、1日目できなかったベシートと2ショット写真を!と思って、それも叶ったんだけど、焦りすぎてちゃんと顔を見れなかった…。
その点、1日目のほうが話すことに集中できたんだけど、予想外の質問に固まっちゃって、実質ほとんど話せてないしさ…。
心残りがいっぱいなので、またすぐ来日してくれないかな~。
Juanesのライブ感想のときにも書いたけど、スペイン語で歌う歌手が、そのまま日本で紹介されるのはとても素敵なことだと思います。彼にも頑張って欲しいな。
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by bordergirl | 2007-05-28 23:48 | 本、音楽

“アメリカン・ドリームズ”

a0013880_2155143.jpgアメリカで大人気の“アメリカン・アイドル”という番組をネタにしたコメディ。
…というので、ただただバカらしい、でもある意味リアルな(元ネタが分かるという点で)コメディなんだろうなぁと想像はしてましたが…想像以上にブラックでびっくりしました。
人気番組に大統領がゲスト出演して、テロリストが暗殺計画を企てて…というあらすじなので、もっとバタバタした話かと思ったの。
ところが、一見コメディにしか思えない部分が実はリアルで起こっているかもしれないという…。
実際にアメリカン・アイドルは大統領選以上の投票率だったそうだし(選挙権がない人も投票できるので比較にはならないけど)。
文字通り遠隔操作されてる大統領も、冗談だって笑えないしな~(でも、笑えたけど)。

ものすごい衝撃?のラストですが、大統領が改心したので救われました。
現実もこうなってくれるといいのにな。
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by bordergirl | 2007-05-20 21:54 | 映画

“ウェディング宣言”

a0013880_2163073.jpg記事を書こうとして、初めてちゃんとタイトルを知りました(笑)。
原題は“Monster-in-Law”で、今度は嫁姑の争いを描いたコメディ。
姑役はこの映画で15年ぶりにスクリーンに復帰したジェーン・フォンダ。彼女が演じるヴァイオラは売れっ子ニュースキャスターというセレブなんだけど、番組を降板させられて性格が破綻。仕事じゃなくて家族との愛に生きるわ…と思いきや、唯一の家族で最愛の息子が婚約者を連れてきて…あの手この手で2人の仲を裂こうとするお話。

このヴァイオラが強烈で…こんな人が近くにいたらたまんないだろうなというキャラ。いつでも自分が主役じゃないと気がすまなくて、他人の結婚式に白のドレスを着ちゃうような女です。自分の思う通りにならないと駄々をこねるし、こんなんでよく第一線で仕事ができたな~。(でも、スタイルは完璧! たるみなし!!)

対する嫁はジェニファー・ロペスが演じているのだけれど、意外にもすごくかわいい。
なんというか、すごく自然体というか、気合の入った格好もしてないし、自分探しをしているようなキャラでもないし、派遣社員としてこつこつ働きながら仲のいい友達と楽しく過ごしている。(彼らが住む海沿いのアパートが南欧風で素敵!)
ヴァイオラの嫌がらせに対する反応もオーバーアクションじゃなく、反撃してもヒステリックにならないから、見ていて安心できるのです。そこはさすが、20代のコムスメと違うところ?

しかし、舅と花婿のコメディでは花婿側はひたすら耐えてる感じだけど、女性は戦うのね~。
…と、偶然にも結婚関係のコメディが続きましたが、この手の話はお腹いっぱいになってきたかも(笑)。もうしばらくはいいや~。
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by bordergirl | 2007-05-19 21:05 | 映画

“La Sombra Del Viento”

a0013880_21152368.jpgやっと読み終わりました~~~。
去年の9月にスペインで買ってきてから早数ヶ月…というか、もうすぐ1年…。
前にも言い訳したけれど、文庫本サイズじゃないので持ち歩けなくて、家で時間のあるときに読む程度。それも、難しいので10分程度の空いた時間では頭がついていかず、ある程度まとまった時間のあるときだけ読んでました。

ストーリーは、バルセロナに住むダニエルという少年が、父親に連れられて持ち主をなくした本が集まる“忘れられた本たちの墓場”へ行き、初めて行った者への贈り物として好きな本を1冊選びます。それが、フリアン・カラックスという作家の“風の影”(La Sombra del Viento)。この本に魅了されたダニエルは、作家の他の著書も読もうと思うのですが、彼の著書は全て何者かに燃やされていることが分かり、謎の多い作家自身もバルセロナで不思議な死を迎えていたことを知ります。
ダニエルがカラックスの謎を追い関係者と知り合っていくストーリーに、ダニエル自身の恋愛も絡み、2人の人生が共鳴していく展開になっています。

…なもんで、私の1回1回のブランクが長すぎて話についていけず…物語の世界に入り込むという楽しさとは残念ながらほど遠い読書だったかも。
前半はほとんど謎謎謎…という感じです。謎が謎を呼ぶという感じで答えが見えない。
後半になって、それに自分なりの推理が出来るようになってから俄然おもしろくなりました。
推理が当たっているかどうか知りたくて、どんどん読みたくなっちゃうんですよね。(それでも一気に読む…とはいかなかったけど)

バルセロナの地名がたくさん出てくるので、実際にあそこを知っている人はもっと楽しめるはず。知らない人のためには日本語版にはちゃんと地図が出ています。
もちろんなんにも分からなくても充分楽しめますが、例えば『○○通りへ向かった』としか書いてなくても、『あ、誰それの家に行くのね』と分かるわけです。私はこれが全然覚えられなくて、家に着くまで『で、どこ行くの??』て調子でした(笑)。

スペイン語の勉強としては、敬語というのかな? 話し方が丁寧でよかったです。
ダニエルはほとんどの人にustedを使ってます。ダニエルの年上の友人フェルミンも、ダニエルたちに対してusted。
私はtuしか使えない幼稚なスペイン語なので、もっとTPOを使い分けられるようになりたいなぁ。
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by bordergirl | 2007-05-18 23:13 | 本、音楽

“フォーン・ブース”

a0013880_19513523.jpg予告どおり、“フォーン・ブース”を観ました。
観たあとに偶然知ったのだけれど、“セルラー”と同じ脚本家なのね。

スチュはアシスタントをこき使ってNYを闊歩する口八丁の宣伝マン。普段は携帯を使っているけれど、妻帯者のスチュは、ちょっと気になる女優志望の女の子を口説く時はいつも同じ公衆電話を使っている。ある日同じように公衆電話を使うと、その後その電話が鳴り、ついつい受話器をとってしまう。『受話器を置いたら殺す』と言われるとも知らず…というストーリー。

80分ちょっとの短い映画ですが、ストーリーはほぼこの公衆電話を舞台に進みます。
まるで、舞台劇。
実際、ロケですが、NYの街並をLAで再現したそうで、周りの風景もほとんどセットです。
(私はどちらの街も行ったことがないのだけれど、知ってる人は違いに気がつくのかな?)
そのせいか、全体的に非現実というか寓話的というか…もっとリアルなサスペンスを想像してたのでちょっと肩透かし。
でも、これはこれでいいのかなと思います。うまい喩えが見つからないけれど、“クリスマス・キャロル”みたいな。こんなことは本当には起こらないけれど、自分だったら…と考えてみるのもいいかも。
途中、どうすれば助かるか分かりましたが、その答えはいろんなシチュエーションで応用できると思うし。

クライマックスにスチュが奥さんに全てを告白するシーン(長回しで台詞が長い! コリンよく頑張った!)は、奥さんに感情移入してもらい泣きしちゃいました。
でも、ここのシーンのカタルシスは良かったものの、それが続かなかったのが残念。
最後にキーファーが出てきたのは嬉しい驚きだったけど。
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by bordergirl | 2007-05-16 19:50 | 映画

“トラブル・マリッジ~カレと私とデュプリーの場合”

a0013880_21164380.jpgなっがいタイトルだな~(笑)。

マット・ディロンとケイト・ハドソン演ずる新婚カップルの家に、花婿の親友であるダメ男デュプリー(オーウェン・ウィルソン)が転がり込んで…というラブコメ。
見る前は、単に『コイツのせいで私たちの新婚生活がぁ~~~!!』というお話かなと思ったけど、花嫁の父(マイケル・ダグラス)は会社の社長で、花婿はそこの従業員。いわば、逆玉なのね。
娘が結婚してしまう父親というのはどこも同じのようで、結婚は認めたものの、旦那のほうにねっちこい意地悪をするという…おかげで彼は家でも仕事でもストレス溜まりまくり。
2人の結婚生活は早くも暗礁に乗り上げてしまいます。

さてどうなるのか?という結末は、まぁ想像通りとして…
男の人が結婚を怖がる理由が分かるなぁって思いました。
親友が行き場をなくしてやって来ても、家では奥さんがルール、奥さんがNOと言えば門前払い…まぁ、奥さんの立場だったら『勝手に家に呼ぶな』ていうのはよく分かるんだけど…。
(なんといっても、彼らの家の汚し方はハンパじゃない)
独身の私としては、門前払いされる方に感情移入しちゃうので、『あぁ、こうやってみんな遠い存在になっていくのか』とか切なくなっちゃったり。
デュプリーはほんとにダメな奴なんだけど(私オーウェン大好きなんですけど、別に見た目が好きとかではないんですね。でもこの映画の彼は悪い意味でヤバイ! 汚い!!)、そこで私みたいにいじけたりしないで、友達のために頑張るところが偉いなぁ…。

しかし、この映画でケイトとオーウェンが付き合うことになったんですよね。
劇中マットが2人に嫉妬するのがちょっとリアル??
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by bordergirl | 2007-05-13 21:15 | 映画

“セルラー”

a0013880_16483948.jpg“コール”に引き続いて電話がらみのスリラーを見てみようかと…(次は“フォーン・ブース”の予定。笑)

生物教師で一児の母ジェシカがある朝、何者かに自宅に押し入られ誘拐されてしまうところから話は始まります。閉じ込められた場所がどこかも分からないまま、壊れた電話機をなんとか直して外部と連絡を取ろうとするジェシカ。つながったのは、やや軽薄な青年ライアンの携帯で、ジェシカは彼に助けを求めるのですが、ジェシカの家族にも危険が迫り…というストーリー。

これは、楽しかったです。
事件の真相は刑事ドラマにも出てきそうな普通のオチなんですが、ライアンが巻き込まれていく流れが自然かつスピーディでおもしろい。
しかも、頼られてあっちこっち走り回ってるのに、この人全然役に立ってないし(笑)。
緊張感を保ちつつ、こいつダメだな~て苦笑させるノンビリさがあるし、笑える部分も多かったです。ジェシカの息子の名前がリッキー・マーティンだったり。
ライアン役はクリス・エヴァンス。“ファンタスティック4”にも出てたけど、同じように軽薄な感じで、でもこっちのほうがかっこよかったです。ちょっと気になっちゃったりして。
主演のキム・ベイシンガーは黒一色の地味なファッションだけど、相変わらず美人。しかも、脚きれい!! うらやましい!!!
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by bordergirl | 2007-05-13 17:08 | 映画

“ミート・ザ・ペアレンツ2”

a0013880_1621652.jpg前作は花婿側のデレクが一方的にやられていて、社交的じゃない私には身につまされてしまう、あんまり心から楽しめない映画だったんですが、今回は両方の両親が登場ってことで楽しめました。←どういう基準だ?

花嫁の父役のデ・ニーロがデレクのことを認めたもののさりげなく意地悪したり、全員が本音と建前をちらちら見せつつ大人の付き合いをしてるところがおもしろい。
デレクの父親役のダスティン・ホフマンの力の抜け加減(おちょぼ口がかわいい)も見てて楽しいし。
今回は出ないのかな~と思ってたあの人も、最後にちゃんと出てきました。

下ネタと、アメリカ的感覚についていけない部分もあったけど、スタッフ一同楽しんで作ってる雰囲気が伝わってきて楽しかったです。
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by bordergirl | 2007-05-13 16:34 | 映画