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Beyond Borders

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宮廷画家ゴヤは見た

スペインが舞台の映画です。
ハビエル・バルデムが出てるけど、言語は英語。こないだの『それでも恋するバルセロナ』のプレイボーイ?役とはまったく違う、気持ちの悪い神父様を演じています。このキャラ、うへー気持ち悪いと思ったけど、かなり興味深くはありました。

ストーリーは、フランス革命前夜の異端尋問が厳しくなったスペインで、裕福な商人の娘イネスは些細な誤解から異教徒の疑いで拷問をかけられて自白し、幽閉される。娘を心配した父は肖像画を頼んでいた画家ゴヤのコネで聖職者のロレンソに助けを求めるが、彼は『無実ならば神が痛みに耐える力を授けてくれるはず』と力を貸さない。そこで父親はロレンソを拷問にかけ、『私は猿の子です』という馬鹿げた告白にサインさせて娘を救おうとするが叶わず、ロレンソはその告白により教会に追われる身となる。その数年後、ナポレオンのフランス軍がスペインに侵攻し…
…て、書くと長くて複雑なストーリーだけど、映画はわりとサラっと簡単に進みます。
美少女イネスも、最初のほうにチラッと出ただけで、あとは幽閉されて美しさは見る影もなく…。

そこらへんが、ちょっと心に響いてこないストーリーだったけど、あの当時のスペインの歴史がなんとなく分かって興味深かったです。ナポレオン側の視点での歴史の流れは読んだことあったかな。あと、当時のスペインの王族もなかなか有名な人たちなので知ってたし、ゴヤも有名なので絵画とあわせてなんとなく知ってましたけど。でも、スペイン側の視点がピンと来なかったので、その辺が映像として見れてよかったです。
by bordergirl | 2010-04-29 23:47 | 映画